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合成樹脂用語集(成型加工編) |
アキュムレーター Accumulator |
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熱可塑性樹脂の大型成形品を中空成形,射出成形する際に,溶融樹脂をストックしておいて一気に押出すための溶融樹脂の溜りをいう。
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A |
大型の成形品各部の条件均一化,成形時間の短縮のためにも用いられる。
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圧縮成形 Compression molding |
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プラスチックでは,金型を加熱しておいて,成形材料を下型(雌型)入れて熱軟化させ,上型(雄型)で加圧・流動させ,キャビティ−内に充てんして形成品を得る方法をいう。
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A |
成形条件は成形材料の種類や品質により異なるが一般的には金型温度100〜180℃,成形品に加える圧力は50〜400kg/cuぐらいの範囲にわたっている。
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B |
熱硬化性樹脂で食器や電気部品を裂造するときの代表的な成形法となっている。
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C |
熱可塑性樹脂の成形品としては,まな板,防舷材等ある。
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圧縮比 Compression ratio |
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押出機や射出成形機などのスクリューにおいて供給部及び計量部の1ネジの溝内の空間容積の比をいう。
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A |
圧縮比は,押出機,射出成形機とも汎用機では2:1〜3:1程度にとるが,かさばりの大きい材料やダイ抵抗の大きいフィルム押出しなどの場合には4:1〜5:1にすることもある。
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圧縮部 Compression zone |
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押出機スクリューにおいて溝深さの漸減(ぜんげん)している部分をいう。
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A |
プラスチック材料がこの部分を通過するときに圧縮されながら可塑化されるので,材料粒子開の空気は絞り出され,かつ押出成形に必要な圧力が蓄積される。
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B |
一般に圧縮部は,供給部(Feed zone)と計量部(Metering zone)の間に設けられ,スクリューのピッチとして数ピッチ設けられているが,ナイロンや高密度ポリエチレンのような結晶性ポリマーを扱う場合は,1ピッチで,溝深さが急変するような急圧縮型スクリューが適している。
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アニ−リング Annealing |
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内部応力(ひずみ)を除去し,後変形やクラックの発生を防止する目的で行う熱処理をいう。
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A |
アニーリングと呼ばれる熱処理方法は,プラスチックの機械的性質を向上させるうえでその熱的性質をうまく利用した方法である。
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B |
すなわち,成形加工時に樹脂が冷えて固まるときに残留応力が発生し,それが経時とともに反りやねじれ,マイクロクラックの原因となっていることがあるが。この場合,熱を加えて(例,ポリスチレンの場合,熱変形温度より10℃低く20〜30分)残留応力を除去し,これらの欠陥を未然に防ぐ手段として用いられている一般的方法である。
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異形押出成形 Profile extrusion |
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一方向のみ延伸すること。
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A |
モノフィラメントやスブリットヤーンの場合は一軸延伸を行なってその引張強さを著しく向上させたものである。
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B |
押出成形やカレンダ加工によってつくられたフィルムやシートはその長さ方向に多少とも一軸延伸されている。
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色合わせ Color matching |
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着色加工,顔料,染料,印刷などの色彩を扱う業者で用いられている言葉で,提示された色と同じ色になるように,色材を種類及び配合量を決めて,色を合わせてゆくことをいう。
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A |
従来は,人の視感覚によるカンやコツで行われているが,測色機器と電子計算機を組合わせて行なう方法が,採用されてきている。
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インサート Insert |
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成形品に埋め込まれた金属(ねじ、ボス等の部品)又はその他の材質のものをいう。
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A |
インサートに当っては,成形材料とのなじみを良くする意味で,予じめ脱脂洗浄,加熱(収縮差を考慮)処理が行われる。
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B |
ASTM規格は,世界的に権威あるものとして基準とされている。
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インサートピン Insert Pin |
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成形用金型において,インサートを所定位置に保持しておくためのピン。
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インジェクションブロー成形 Injection blow molding |
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吹込成形法の一種で,射出成形機によって,有底パリソンを急速に金型に供給し,吹込成形をする方法である。
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A |
パリソンをうけた金型は回転,摺動などの方法で移動し,他の吹込型で密閉された後,空気が吹込まれる。
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B |
成形サイクルを早くできるので単一製品多量生産に適している。
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C |
例,ヤクルト容器,規格びん等
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インパルスシール Impulse heat sealing |
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低周波衝撃大電流を特殊発熱体に流し,瞬間的に発生する大量の熱で行なう外部加熱式シールをいう。
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A |
加熱及び冷却が極めて急速にできるため,特に薄手の熱可塑性フィルムを変形,収縮させることなしにシールすることかでき,ほとんどのフィルムの製袋に適用できる。
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インフレーション法 Inflation technique extrusion |
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押出機を利用して円筒状の薄肉チューブを押し出し上端をピンチロールで挾み,その中に空気を送り込んで所定のサイズにまで膨らませながら連続的にフィルムを巻き取る方法で,ポリエチレンフィルムの製造に広く利用されている。,」
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ウエルドマーク Weld mark |
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プラスチックやゴムの成形において,キャビティー内で分流した溶融材料の二つ以上の流れが合流するとき,合流部分で完全に融合しないためにできるむら(融着部分)をいう。“ウエルドライン”ともいう。
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エアーナイフ Air knife |
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圧縮空気を細孔から噴出させる装置で,冷却やフィルム,紙などの硬いものの抑圧処理,押出フィルムの寸法規制,塗料の吹き付けなどに使用されている。
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L/T Length/Thickness ratio |
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押出機スクリューの有効長と外径の比,たんにL/Dともいう。
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A |
この比の大きな押出機ほど伝熱面積が広く,混練効果が大きいので押出量(吐出最)も高く,かつ安定しているので,最近では次第に長いスクリュー(L/Dが大)が望まれている。一般的に1:20〜1:25のものが用いられている。
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B |
塩化ビニル樹脂用としてL/D=22、オレフィン系樹脂用としてはL/D=25程度のものが多い。
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延伸 Stretching Orientation |
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フィルム,モノフィラメントなどを材料の融点以下の温度で機械的に引伸ばし,引張り方向に平行に分子を配向させる操作をいう。
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A |
この操作により引張強度は著しく向上し,強靭性(きょうじんせい)を増すが,フィルムなどでは延伸方向に対し,直角方向の強度はかえって低下し裂けやすくなる。
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B |
延伸フィルムのこの性質を利用して,たてに細く裂いてつくったスプリットヤーンは荷造用のひもなどに利用されている。しかし,フィルムなどではたてとよこの強度に大きな差かあることは好ましくないので,たてとよこの両方向から引伸ばす(二軸延伸という)ことが行なわれる。
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エンボス Embossing |
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プラスチック,ゴムなどポリマー類の成形加工法の代表的な一つの方法,成形材料を押出機の加熱シリンダー中で溶融・流動化するとともに,スクリューで材料を連続的に前進させ,スクリューの回転と内圧でダイ(口金)を通って連続的に一定の断面形状の成形品を押出す成形法である。
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A |
ダイ及び冷却,引取などの付帯装置を変えることによって多目的な製品を製造することができ,パイプ,ホース,フィルム,シート,フィラメント,異形品(プロフィル),棒など広範囲の製品に及び,また吹込成形ラミネート,コーティング,電線被覆法などの成形法の一部としても活用されている。
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B |
使用材料はほとんどの熱可塑性樹脂及び各種ゴム類が用いられ,複数の押出機を組合わせることによって多色成形品,複合成形品などの成形にも応用される。
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折り径 Layflat width |
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インフレーションフィルムを平たく折りたたんだときのフィルム幅をいう。
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