|
|
|
合成樹脂用語集(成型加工編) |
マルチフィラメント Multi-filament |
@ |
長く連続した単繊維1本のみで糸になったものを”モノフィラメント”といい,これに対して繊度の細かい単繊維が何本も集まって1本の糸が形成されているものを”マルチフィラメント”という。
|
A |
マルチフィラメントの方が光沢が温和で,風合が柔軟である。
|
メッキ Plating |
@ |
金属又は非金属の表面に,防食,表面硬度,外観,耐摩耗性を付与するために金属の薄い皮膜を被覆すること。
|
A |
メッキ法としては,一般に電気メッキ,化学メッキ,溶融メッキ,真空蒸着メッキ,拡散浸透メッキなどがある。プラスチックの場合,アクリロニトリル・ブタジニン・スチレン樹脂(ABS)に用いられている。>メッキ法としては,一般に電気メッキ,化学メッキ,溶融メッキ,真空蒸着メッキ,拡散浸透メッキなどがある。プラスチックの場合,アクリロニトリル・ブタジニン・スチレン樹脂(ABS)に用いられている。
|
目付 Weight |
@ |
製品単位あたりの重量をいう。加工・商取引現場で用いられている。
|
メルトフラクチャー Meltfracture |
@ |
押出成形において,押出速度を著しく大きくした場合や材料温度が低過ぎる場合に,成形品の表面に不規則な凹凸を生じたり,光沢を失う場合があるがこれが”メルトフラクチュー”と呼ばれる現象である。
|
A |
これはダイオリフイス(ダイヘ通ずる孔道)に流出する材料速度が大き過ぎることによりダイランドにおいて平行な流線が形成されず,また溶融の粘度が大きくて内部応力の緩和に時間がかかり過ぎるときなどに起る。ダイオリフィスの流入角が不適当なときやダイ内部の材料流路を死角の存在するとともこの現象がみられることがある。
|
モノフィラメント Monofilament |
@ |
より合わさないで最終製品の加工に使用される繊維をいい,連続した長い一本の糸である。
|
A |
比較的径の太いものが使われ,10デニール程度から太いものは数百デニールから数千デニ−ルに至る剛毛まで含まれる。押出機による押出法で製造されることが多く,用途はロープ,魚網,刷毛などに及んでいる。ポリエステル,ナイロンなどのほか,高密度ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル樹脂,ポリスチレンなども多量に使用されている。
|
焼け Burned mark |
@ |
射出成形において樹脂が熱分解して黄(褐)変することをいう。
|
A |
一般には樹脂の加熱によりおこるが,射出圧が高過ぎるときにも起こる。またベント不良で,成形材料の急速充てんによりキャビティ内の空気が逃げ道を失い,断熱圧縮を受け瞬間的に高温になることにより起こることも多い。
|
ランナー Runner |
@ |
射出成形におけるスプルからキャビティヘの成形材料の通路(Runner:走る。流れるものを意味する)(スプルーとゲートの中間部分。)
|
リブ Rib |
@ |
プラスチックやゴム製品の強さ(剛性:耐たわみ性)を高めるために部分的に設ける隆起物(ひだ)又は支持物をいう。
|
冷間塑性加工 Cold forming |
@ |
熱可塑性プラスチックの塑性変形を利用しての常温条件で加工することをいう。
|
A |
方法により,圧造,転造,深絞り,引抜きなどがある。
|
B |
ポリカーボネート,ポリアミド,ポリアセタール,ポリプロピレンなど,エンジニアリングプラスチックに応用される。
|
ローディング Loading: |
@ |
射出成形における二次圧の別名としても使用される。二次圧とは, 充てん, 圧縮された溶融材料がゲートから逆流することを防ぐための圧力(保圧ともいう)をいう。
|
A |
圧縮成形において、モールドキャビティーに材料を充てんとすること。
|
B |
ゴムやプラスチックに充てん剤その他の配合薬品を練りこむこと。
|
ロケートリング Locating ring |
@ |
射出成形機の射出装置(ノズル)と金型(スプルブッシュ穴)の芯合わせ位置(口ケーション)決めのため,金型固定側取付板に取付けられたリングで,成形機の固定プレート穴にはめ込まれる。
|
A |
成形機側のリング受けのサイズがJISによって何とおりか決まっているので,金型を他の成形機につけ換るときには,予じめリングサイズを承知しておく必要がある(ロケートリングは簡単に製作することも,つけ換えることも可能である)
|
ワット密度 Watt density |
@ |
成形機の電熱式加熱に当って,単位表面積当たりの電気容量を示す一つの方法。通常,押出機バレル,ホットランナー式金型などにおいてcu当たりのワット数で示される。
|
A |
例えば,普通の押出機バレルで熱容量と樹脂の過熱防止とヒーター寿命を勘案して3〜6ワット/cu程度にとられている。
|
|
|
Copyright (C)2009-2013 SHOEI-CHEM CO.,LTD All Rights Reserved. |
|