合成樹脂用語集（樹脂一般知識） ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 サラン　Saran �@ Dow Chemical社（米）製塩化ビニリデン樹脂の商品名である。 ▲トップ 酸化防止剤　Antioxidant �@ 安定剤の一種。 �A プラスチックあるいはゴムは，加工時及び自動酸化機構によって劣化することが多いので，酸化防止剤を添加して活性な遊離ラジカルを捕捉し，安定化させる必要がある。酸化防止剤として有用な多くの物資があるが，構造上からフェノール誘導体（ＢＨＴ等）及びホスファイト類〈リン系〉，芳香族アミン系に分類される。 ▲トップ 重合　Polymerization �@ ある化合物（単量体）の分子２個以上が結合して，より大きい分子量をもつ化合物（重合体）を生成すること。 �A 例　　　エチレン+エチレン・・・・・→ポリエチレン ▲トップ 重合度　Polymerization degree �@ 単独重合体を構成している基本単位（構造単位）の数をいう。高分子は互いに重合度の異なった分子が混ざっていて重合度が一定でないので。平均重合度（Ｐ）をもって表す。 ▲トップ 充てん剤　Filler �@ 強度や耐久性などの諸性質を改善するために基材として加えられる物質，あるいは増量，増容，製品コスト低減などを目的として添加するものをいう。 �A 炭酸カルシウム，タルク（主成分：ケイ酸マグネシウム），沈バリ（沈降性硫酸バリウム＝合成硫酸バリウム）などの不活性物質をいう。 ▲トップ 重縮合　Polycondensation, Condensation polymerization �@ 縮合によって高分子化合物を生成する反応をいう �A 例えば，フェノール樹脂，メラミン樹脂，ナイロン66，アルキド樹脂などが生成する反応をいい，“縮重合”ともいう。 ▲トップ スリップ剤　Slipping agent �@ フィルム，成形品などに添加し，同種物質間又は異種物質間の表面の滑りやすさをよくする物質をいう。 ▲トップ 石油樹脂　Petoroleum resin �@ 元々は，エチレンプラントで副生する特定留分（オレフィン，ジオレフィンなどの重合性化合物を含むもの）中の重合可能な物質の有効利用を目的に開発されたもので，原料となる副留分の炭素数等によって分類される。 ・　脂肪族系（C5系） ・　芳香族系（C9系） ・　共重合体（C5− C9系） ・　シクロペンタジエン系（C5環系） �A 最近では，臭気，色相（無色透明）改良のためにC5留分をベースにして，完全又は部分水添した”高級石油樹脂”が粘着テープ，ホットメルト，トラフィックペイント（交通標識）め分野で使用されている。 �B 溶剤溶解性，他の樹脂との相溶性，耐水性，耐薬品などが特に優れ，塗料，接着剤，ゴムなどの配合剤あるいは物性改良剤として，また紙のサイズ剤又は耐水剤，合成乾性油などに用いられる。 ▲トップ Copyright (C)2009-2013 SHOEI-CHEM CO.,LTD All Rights Reserved.